陰部が黒ずむのは生まれつきなの?

医学的に解明されている黒ずみの原因は、人の体内で生成されるメラニン色素が肌に分泌され、それが肌に沈着するからです。そこで黒ずみは生まれつきなのかどうかという疑問が生じます。

◆陰部の黒ずみは人種による
世界にはさまざまな人種がいますが、メラニン色素の生成量が多い人種とそうでない人種がいます。一般論では日本人はメラニン色素の発生量が多い人種のようです。

これを言い換えると、黒ずみは生まれつきというよりは、人種的な体質であり、黒ずみができるのは生まれつきではないということです。つまり日本人は黒ずみになりやすい、刺激に敏感な肌を持っているのです。

◆肌への刺激だけが原因ではない
黒ずみは生まれつきではないとすると、黒ずみができるのはなぜかということになります。後天的な黒ずみの主な原因は、陰部の肌がショーツなどで摩擦した時の刺激ですが、そのほかには、間違った陰部のケアの仕方があり、さらには、ストレスや肌のターンオーバーの乱れ、黒ずみになりやすい食生活などがあります。

また生まれつきの黒ずみでも、黒ずみになる原因を解決できれば、黒ずみを大幅に改善できるでしょう。メラニン色素が肌に分泌されやすい体質でも、美白剤などでのケアをすれば、黒ずみを薄くすることは可能でしょう。

◆日焼けで体質が分かる
陰部だけではなく、肌に紫外線は強い刺激になります。それは日焼けで証明されますが、ただし日焼けで肌が赤くなる体質と肌が黒くなる体質の違いは、メラニン色素の生成量が少ないか多いかです。

日焼けで肌が赤くなるだけの人はメラニン色素の生成量が少ない体質で、黒ずむ人はメラニン色素の生成が活発な体質というわけです。

したがって、肌のターンオーバーとの関係もありますが、肌が刺激されるとメラニン色素がすぐに大量に生成される体質だと、黒ずみ改善に時間がかかり、ケアをしないと薄くなった黒ずみがすぐに濃くなるようです。

陰部は洗い過ぎないこと

日本人は風呂好き人種と言われますが、確かにそうかもしれません。入浴しないまでも朝シャワーを浴びる人は多いようですが、当然その時には陰部も洗い、さらにビデを使う人もいます。

ただし、陰部の洗い過ぎは決して良いことばかりではないのです。その理由をここで説明します。

◆陰部は刺激に敏感
朝シャンなどで陰部を洗う、ビデを使うことがダメということではなく、問題は洗い過ぎにあります。洗う当ことはどうしても肌を摩擦しますから、タフな肌ならばともかく、陰部の敏感な肌は刺激されて、メラニン色素が分泌され、それが黒ずみになります。

また、陰部には雑菌に抵抗する善玉菌がいますが、それを洗い流すと黒ずみと嫌な臭いの原因になりかねません。

特に膣は無暗に洗わないほうが良く、善玉の常在菌を洗い流してしまうと、雑菌が殖えて、黒ずみと同時に嫌な臭いを発する原因になります。もっと悪いのは炎症でかぶれたり痒くなったりすることで、女性特有の性病に罹ることもあります。

◆石鹸類は弱酸性
確かに汚れを分解する力は酸性よりもアルカリ性のほうが強いのですが、その分肌への刺激も強くなります。角質層が薄い陰部の肌は刺激に弱いので、たとえ弱アルカリ性の石鹸でもおすすめできません。

膣をはじめとする陰部の肌は弱酸性ですから、石鹸類は弱酸性石鹸にしましょう。それも専用の石鹸だと刺激性の成分は配合されていません。

◆正しく洗う
陰部を洗うのは、石鹸類やタオルで洗うのではなく、石鹸類の泡で洗うのだと覚えておきましょう。ですからナイロンタオルなどは使わずに、擦るような洗い方はいけません。

石鹸の泡に汚れや脂質を吸収させるのが正しい洗い方で、つまり泡パックが正解です。

◆泡パックとは
陰部専用の石鹸類を泡立てネットなどを使って細かい泡にして、その泡を陰部に乗せる要領で洗います。

泡を乗せる時間は3分以内で、その後はぬるま湯できちんと洗い流します。時間が長すぎると必要な脂質まで取り去るので良くありません。なお、洗い流すのは熱いお湯ではなくぬるま湯で、泡をきちんと洗い流すことが肝要です。
デリケートゾーン黒ずみケア